連結子会社である株式会社シノケンウェルネスによる 有限会社フレンド及び有限会社ベスト株式の取得(子会社化)に関するお知らせ シノケングループ

平成 27 年2月 24 日
株式会社シノケングループ
代表取締役社長 篠原 英明}
(JASDAQ・8909)

当社連結子会社である株式会社シノケンウェルネスによる 有限会社フレンド及び有限会社ベスト株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

 当社は、平成 27 年2月 24 日開催の取締役会において、当社の完全子会社である株式会社シノ ケンウェルネス(以下、「シノケンウェルネス」という。)が有限会社フレンド(以下、「フレンド」 という。)及び有限会社ベスト(以下、「ベスト」という。)の全株式を取得することを決議し、併 せて同日開催のシノケンウェルネスの取締役会においても本件を決議いたしましたので、下記の とおりお知らせいたします。

1.株式の取得の理由

当社グループのビジネスモデルの特徴は、フロービジネス(アパート販売・マンション販売、ゼネコン事業)とストックビジネス(不動産賃貸管理、金融・保証関連、介護関連、 LPガス供給販売)とを密接に連携させ高いシナジー効果を創出する一連のバリューチェ ーンを構築している点にあり、グループ全体としての営業力とサービスの質を高め、企業 価値の向上に取り組んでおります。

当該バリューチェーンにおいて、当社グループは介護関連事業をストックビジネスにお ける主要事業として位置づけ、東京都内および福岡市内においてサービス付高齢者向け住 宅(以下、「サ高住」という。)3棟、デイサービス2施設の保有及び運営を行うほか、グ ループ会社である株式会社シノケンファシリティーズが賃貸管理を行う管理物件を活用し た「高齢者安心サポート付賃貸住宅」(楽らくプラン)を提唱し「2013 年度グッドデザイン 賞」を受賞するなど、高齢者の皆様の目線に立った、本当に必要とされる介護関連サービ スのご提供を目指し、鋭意取り組んでおります。

一方、フレンドおよびベストは同一の個人株主が両社の議決権 100%を保有する兄弟会 社であり、大阪市及び東大阪市を拠点として、グループホーム5施設及び小規模多機能型 居宅介護施設1施設を所有し、運営しております。

両社は グループホームのブランドを“フレンド”とし、「地域密着」をコンセプトに、多様なエリアで、幅広い属性の入居者を受け 入れ可能とする事業運営を行っております。特に大阪市内の中心部に位置する中央区や天 王寺区と言ったグループホームの設置数が少ないエリアを中心に展開している点が強みで あり、グループホームの“フレンド”として高い知名度を有しております。

フレンドおよびベストが展開するグループホーム事業は、高齢者向け認知症対応型グル ープホーム事業であり、2015 年1月に厚生労働省より発表された認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)によれば、2025 年には 65 歳以上の5人に1人が認知症となる推計 値が示され、当該事業について更なる取り組みが求められております。

この様な背景のもと、当社グループにおいては、既に介護関連事業として「高齢者安心 サポート付賃貸住宅(在宅介護)」、「サ高住」、「デイサービス」の保有・運営を行っており ますが、これらのラインナップに、先般の介護報酬改定でも重要視された“認知高齢者対 応”のノウハウを持つフレンドの「認知症対応型グループホーム」を加える事で、既存事 業における提供可能な介護関連サービスの幅を広げ、社会的要請に応える事が可能となり ます。

あわせて、営業エリアにおいても、首都圏、福岡都市圏に加え関西圏が加わる事で、 エリア面での拡充が図られ、当社グループにおける介護関連事業のサービス向上と規模の 拡大が実現するものと考えております。 当社グループは、より充実した介護関連サービスを、より広いエリアで提供する事を目 指し、これから益々深刻化する超高齢化社会に貢献出来る様、総力を挙げて取り組んで参 ります。