連結子会社である SKG INVEST ASIA (HONG KONG) LIMITED によるシンガポールの 不動産会社 Hecks Realty Pte Ltd の株式の取得(持分法適用会社化)に関するお知らせ シノケングループ

平成 26 年9月 26 日
株式会社シノケングループ
代表取締役社長 篠原 英明
(JASDAQ・8909)

当社連結子会社である SKG INVEST ASIA (HONG KONG) LIMITED によるシンガポールの 不動産会社 Hecks Realty Pte Ltd の株式の取得(持分法適用会社化)に関するお知らせ

 当社は、平成 26 年9月 26 日開催の取締役会において、当社の連結子会社であり、海外事業の持 株会社である SKG INVEST ASIA(HONG KONG)LIMITED(以下、「SKG INVEST ASIA」とい う。)がシンガポールで不動産事業を展開している Hecks Realty Pte Ltd(以下、「Hecks 社」とい う。)の株式の 34.0%を取得することを決議し、併せて同日開催の SKG INVEST ASIA の取締役会 においても本件を決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.株式の取得の理由

当社グループのビジネスモデルの特徴は、フロービジネス(アパート販売・マンション販売、 ゼネコン事業)とストックビジネス(賃貸管理・マンション管理、家賃滞納保証、入居者向け保 険、LP ガス、介護関連)とを密接に連携させ、高いシナジー効果を創出する一連のバリューチェ ーンを構築している点にあり、グループ全体としての営業力とサービスの質を高め、更なる企業 価値の向上を図るべく事業に取り組んでおります。

一方、Hecks 社は、20 年間以上もの間、賃貸仲介事業、不動産販売事業の実績を拠点であるシ ンガポールにおいて積み上げ、ストックビジネスを重視した事業展開を行っております。特に、ドイツをはじめとする欧州系の法人顧客にも太いパイプを有する点において強みがあり、数多く のリピーター顧客を確保することで安定した業績を残しております。

当社グループは、海外事業として、2006 年8月の中国賃貸市場進出を足がかりに、2009 年 12 月には SKG INVEST ASIA および希諾建(上海)物業経営管理有限公司を株式取得により連結子 会社化し、8年間に渡り、日本人投資家に対しては中国不動産、そして、中国人投資家に対して は日本不動産と、中国および日本の双方向での、不動産仲介事業、不動産コンサルティング事業 等に取り組み、数多くのユーザーおよび投資家の皆様よりご支持を頂き、一定の成果を得るに至 りました。

シンガポールは、ASEAN 諸国の中において経済的地位や安定性が高く、世界中の投資マネー が集まる国であります。特に、近年においてはシンガポールの投資家から、日本不動産の投資物 件についてお問い合わせを頂く機会が増加しており、当社グループは、中国での成功体験をもと に、そのノウハウをフル活用し、日本人にシンガポール不動産・賃貸サービスを提供する“In-Out” サービスおよびシンガポールの投資家に日本不動産を紹介する“Out-In”サービスを育成し、将 来的には ASEAN 諸国への展開も視野に入れた事業展開を企図しております。

この度の資本提携は、当社が新たに法人を設立して事業展開を行うより、確固たるノウハウやネットワークを既に有し、事業基盤が確立されている企業と資本提携を行う方がより有利に事業 展開できると判断し、Hecks 社の発行済株式の 34.0%を取得するに至ったものであり、今後、当 社グループは、同社との協業状況や、シンガポールにおける事業展開の見通しを踏まえ、当社グ ループにおける Hecks 社株式の保有比率を段階的に増加させていく予定です。 なお、Hecks 社は、株式譲渡日をもって、現商号である Hecks Realty Pte Ltd から、Shinoken & Hecks Pte Ltd に商号変更をするとともに、同日付で当社代表取締役 篠原英明が Hecks 社の 取締役に就任する予定です。