薬物相互作用予測ソフトウェア「DDI Simulator ver.1.0」セミナー開催 富士通九州システムズ

当社は、2011年2月8日(火曜日)に薬物相互作用(*1)の予測ソフトウェア「DDI Simulator ver.1.0」のセミナーを開催いたします。

DDI Simulatorは、2つの薬物を併用した場合に、定量的に薬物相互作用を予測するためのソフトウェアです。

薬物の併用投与時に薬効・副作用発現の変動を引き起こし得る薬物相互作用の程度を、体内動態パラメータの情報に基づき、基質薬物の挙動について生理学的モデル(*2)を用いてシミュレーションします。

医薬品開発過程の非臨床試験(*3)段階では、臨床試験へ上げるための化合物選定の評価として、臨床試験(*4)段階では、薬物相互作用の影響が少ない投与設計の最適化検討を支援いたします。

DDI Simulatorは、NPO 法人 HAB 研究機構の薬物相互作用データベースプロジェクトの成果を基に検討を加え、Mechanism based inhibition(MBI)のモデルの追加、インターフェースの充実を行うことで、医薬品開発の過程における薬物相互作用の検討・検証作業をより効果的に進めることができるソフトウェアとして開発いたしました。

本セミナーでは、DDI Simulator監修者の東京大学大学院薬学系研究科 杉山雄一教授にご講演いただきます。また、武蔵野大学薬学部 伊藤清美教授にもセミナーご参加の皆様からのご質問に対して、専門的な見地からのご助言をいただく予定です。

*1 血中に複数種類の薬物が存在することにより、薬物の作用が増強、減弱すること

*2 生体を反映したモデル

*3 動物を用いて薬効薬理作用,生体内での動態,有害な作用などを調べる試験

*4 医薬品・医療機器の有効性・安全性をヒトで評価するための試験

【セミナー名】

薬物相互作用予測ソフトウェア「DDI Simulator ver.1.0」セミナー

【開催日時および会場】

日 時

2011年2月8日 (火曜日) 13時~17時

会 場

世界貿易センタービルWTCコンファレンスセンター3階Room B (浜松町)

主催者

株式会社富士通九州システムズ

URL

http://www.wtcbldg.co.jp/wtcb/map/index.html

【プログラム】

13時~13時5分 開催のご挨拶
13時5分~13時45分 講演「薬物相互作用予測シミュレータの科学的側面」(仮題)
東京大学大学院薬学系研究科 杉山 雄一 教授
13時45分~14時30分 DDI Simulatorのご紹介(機能説明・デモ)
14時30分~14時50分 休 憩
14時50分~17時 DDI Simulator体験実習
※セミナー内容は、予告無く変更される場合がございますのでご了承ください。

【DDI Simulator製品概要】

DDI Simulatorの主要な機能は以下のとおりです。

(1)競合阻害モデルとMechanism based inhibition モデルによる薬物相互作用予測

(2)複数のCYP分子種の阻害による相互作用の予測

(3)阻害薬のin vivo Ki値のデータベース実装

(4)阻害薬、被相互作用薬の複数の組み合わせによる相互作用予測の一括処理

(5)投与スケジュールの最適化の検討

DDI Simulatorの詳細は下記URLをご参照ください。

http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/ddi-simulator/index.html


【会社概要】

社名 株式会社富士通九州システムズ
代表取締役社長 川田 敏郎
設立 1981年7月20日
所在地 〒814-8589 福岡市早良区百道浜2-2-1 富士通九州R&Dセンター
資本金 3億円(富士通株式会社100%)
従業員数 1,580名

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

本件に関するお問い合わせ

株式会社富士通九州システムズ
テクノロジーソリューション本部ライフ・サイエンスシステム部 担当:北島
電話: 092-852-3131(直通)

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